浮き足立ちすぎて多分8mmくらいリアルに浮いてる

年末だ。今年の年末は28日(水)が仕事納めです。とはいえ実家で一日暇な日があって、そこでは副業の原稿執筆が待ってる。でもそんなのはどうでもいい、年末だ年末。

これを書いている今日は、26日(月)。まだ2日営業日は残している。でも関係ない、仕事があろうがなかろうが年末気分はスタートしている。

テレビも数日前からレギュラー放送が減り、年末特番をちらほら見る。会う人会う人がおそらく今年会うのはもう最後なので、「良いお年を」という社交辞令を共に交わし合う。

年末年始と言われる期間が、無性に好き。暦で後付けで決められてるだけで、別に日常と変わらんじゃん、とかいうやつは一生仲良くなれなそう。浮かれさせろドアホ

たしか留年していたとき(2018年)、クリスマスが終わってから大晦日まで6日連続で昼から朝まで酒を飲んでいた。そのときは今と違って固定収入がないので、おそらく誰かに金を借りて。昼12時から深夜28時まで16時間飲んで、8時間休んだ翌日。見上げた肝臓だわ。

で、年が明けて昼から39度の熱が出て、そこから約1週間寝たきり。扁桃炎、肺炎、肝炎?かなんかにかかってた。聞き馴染みない病名を3つ言われて、二度聞きしたのを覚えてる。

とまあこんな散々な目にあった経験があるのにも関わらず、年末年始がすこぶる好き。去年は奥さんより仕事納めが早かった分、3日ほど早く東京を出て、関西で3日遊んで福岡で合流、そこから奥さん交えて思い残すことがないくらいたくさん遊んだ。元旦だけまったりして、2日は早朝からゴルフ。もう楽しくて楽しくて、何がなんだかわからなくなる。(俺の中の)年末年始が終わる1月3日夜、少し泣いてたような気がする。

今年は29〜1月3日までが休みなわけだが、抜かりない俺は完璧なスケジュールを組んだ。29日朝イチで品川駅からグリーン車を予約。5時間かけて博多駅に帰る(飛行機が高すぎたせい)。到着してからは先に飲み始めてる大学の友人たちと合流し、夕方まで飲み歩き。からの夜は親友の結婚祝い。俺の実弟が営んでいる中洲のバーにどうしても行きたいらしく、あーもうしゃあないなー飲むかー(にやけ顔)となってる。

30日はオフ、まごうことなきオフ。冒頭に書いた、少しスケジュールからこぼれた執筆作業がある。でもそんなのどうでもいい、実家だもん。美味い飯、暖かいお茶、こたつ、WeWorkを越えるさまざまな最強設備の中1日を過ごす。そして大晦日は奥さんの実家だ。俺は義両親が大好きだ、そして同時に最強の酒呑みの先輩としてリスペクトしている。おそらく記憶を飛ばして2023年を迎えるだろう、なにこれ最高じゃん。

元旦は自分の実家に戻り、おじいおばあと会う。そして翌日のゴルフに備え、早く寝る。そして2日は6時起き、ゴルフ。1年に一回、この場でしかゴルフをしない俺でも異常に楽しみにしてる。スコアとかルールとかあんま知らんけど、高校の友達が10人以上来る。3人くらい、5年ぶりの人がいる。あー楽しみ。

そして1月3日は昼両親にオークラの高級ランチをご馳走させていただき、昼の飛行機で羽田へ。おそらくここらへんから泣き始める。

なんという年末年始。例えば6月とか10月とかの日常期間では、やったら後悔するような行動(酒に起因する奇行)も、法律にさえ触れなければ、人を傷つけなければ、なんでも許されると思ってる。平気でできちゃう。

数年前の日記に「年末年始のために生きてる」との記述があった。歌にして長渕剛に歌ってほしい言葉だ。今もなお、その言葉を胸に刻んで日々生きている。

べつに日常生活に不満が溜まってるわけじゃない。むしろものすごく刺激的で楽しい一年だった。でも仮に真逆な感想を持った一年だったとしても、人類全てに「年末年始」は訪れるのだ。

こんなアッパーなテンションが滲み出るような名文を、何を隠そうシラフで書いている。まだ年末休みに入っていない、ふつうの月曜日の帰路に。バスで真顔でこの文章を打っているなか、おそらく8mmくらい足が浮いている。