ご存知の方も一部いると思うのですが、2月に転職してから生活が一変した。変化後については、タイトルの通り。
これまでどちらかという「生き急ぐタイプ」で生きてきた。やりたいことは全部やろう、スケジュールをギュウギュウに埋めよう。
社会人になって、そもそも埋める予定が飲み会以外なくなり、今は多少マシになったものの基本金欠なので家でじっとしてることが多くなった。
結婚してから、稼ぎも安定してきた。その金使って外で派手に飲みたい!家にいても、奥さんと酒飲むか野球見るか一緒にゲームしたい!昔と比べて落ち着いたものの、常に「何かしていたい」状態。
おそらく根底に「せっかく生まれ落ちた生命、人生楽しまな損」という価値観が根強く残っている。
落ち着いた時期が来たと思えば、急にモゾモゾしてくる。べつに友達と派手に飲んだところで、自己成長もクソもないし、金は減るし次の日しんどいし、金をかけた酒々は小便となり消え去る。後悔と体調不良と小便に給料を使ってるようなもん。
それでも別によかった。とにかく「楽しかった〜」といえる日が何日あるかが重要だった。
しかし、平日に暇な時間がどっと生まれてから、どうもこの価値観持ちの俺からすると具合が悪い。何かしなきゃ、本でも読まなきゃ、ジムでも行かなきゃ、家事しなきゃ。
とにかく、頑張って「埋めてみた」。特に夜ごはんの準備や風呂掃除は、多忙を極める奥さんからは有り難がられた。
習い事も始めた。どうせ平日夜暇なんだしということで、お歌のレッスンを受けることにした。プロのボイトレ講師の45分のレッスンを月に2回。スタジオ使い放題、カラオケし放題。
これはこれで、仕事以外で何かの上達を目指す経験として、非常にナイス判断だと思う。
性格が変わりかけてると書いたが、「セカセカして余裕がない」から「時間的ゆとりから心の余裕が生まれた」的なことが一つある。
でも特に大きいのは、「何かしなきゃ!な自分」を客観的に見れるようになったことである。そして、そういう自分を「ガキだな〜」と愛でつつ、何もせずボーーーーーっとする時間を許容できるようになったこと。
やりたいことがあるときはそれをやるだろうし、何もない時はじっとしてる。じっとしててもいい。側から見たら「平日夜に時間あるのにもったいない」と言われるかもしれないが、何かしなきゃ!という意味のない焦燥感から始めた行動なんてきっと楽しくない。
ちなみに今日は、夜飲みの予定の前にスタジオで自主練しようと思ったけど、ダルイからやめた。その代わりに整体に行ってくる。
素晴らしすぎるじゃないか、これを充実と呼ばず、なんと呼ぶのだろう。